カーボンスクレーパーを上手に使う話 ハヤシワックス スノーボード メンテナンス

この二年くらいの間に急速に浸透してきたカーボンスクレーパー。

その人気のカーボンスクレーパーを上手に使うポイントをまとめました。

使ったことがある方はもちろん、興味がある方にぜひ参考にしていただければ幸いです。

  • スクレーパーの素材と厚さ
  • 使う前にスクレーパーをプレチューン
  • 使った後のスクレーパーをアフターチューン

スクレーパーの素材と厚さ

チューンナップのスクレーパーで目にするのはアクリル・メタルそしてカーボンの3種類がメインです。

アクリル素材のものが最も一般的で使っている方も多いと思います。厚さは3mmと5mmの二種類が主流になっています。どちらの厚さが良いかというと3mmが使いやすいと思います。5mmだと、しなりづらくワックスを掻き出すのにビンディングの下の部分などフラットが出ていない箇所はやりづらさを感じます。

メタル素材のものはお店ではソールをリペアした時のリペア材の除去やエッジの剥離など圧着する際の当てとして使うことが多いので一般的には使う機会が少ない素材だと思います。

そして近年話題になっているカーボンスクレーパー。3mmが主流ですかね。

使う前にスクレーパーをプレチューン

新品のカーボンスクレーパーを手にしたらすぐに使いたくなるのはもちろんですが!

ちょっと待ってください!

新品のスクレーパーはエッジがギンギンに立っています。当然エッジが立っているからスムーズに削れるのはいいんですが、エッジだけでなくスクレーパーの四隅の角もギンギンにて立っているんです。

ボードが少しでもコンベックス状態の箇所があるとこの角がソールを傷つけてしまいます。

なのでまずは四隅の角を少し丸めてから使うのがおすすめ。

200番手程度のサンドペーパーで角を少し丸めたり、スノーボードのエッジでいうビべリングのように少し角回りを角度を垂らすのも良いと思います。

このようにしてからスクレーピング作業するのをお勧めします。

使った後のスクレーパーをアフターチューン

カーボンスクレーパーはアクリルスクレーパーよりも硬度は高いものの、やはり使っているうちにエッジが丸くなってきてしまいます。

良く立っているエッジだとシューシューっとワックスが気持ち良く削れるんですが、丸まったスクレーパーだとズズッーズズッーみたいな感じで(表現しづらいですが)力づくで削っているような感じになってしまいます。

なので、新品の時より削れないなぁと感じたら、スクレーパーを研ぎ直してあげます。

なるべく90度が出るような状態に合わせてサンドペーパー上を前後させてスクレーパーのエッジを削ります。均等に削れると画像のように削れたスクレーパーの色がサンドペーパーに付きます。ムラになっていたら均等になるまで削ってあげると良いですね。

このようにスノーボードのチューンナップをするスクレーパーもチューンナップしてあげてください。

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