DAPスケートランプコンテストが無事に開催して早3週間が経とうとしていますが、終わったあとも写真を掲載したり事後処理的なことがたくさんあったので、ご報告を兼ねて綴りたく思います。
DAPのルーツ
結構聞かれることがDAPってどういう経緯で始まったの?そのルーツについて少しだけ。
ことの始まりは2022年のFlake Cup鵠沼大会で、うちのチームメンバーはほとんどが初めてのコンテスト参加ということもあって【ガッチガチの緊張】と【圧倒的スキル不足】をまじまじと感じていました。
そこへ馴染みのあったPASTiMEのオーナーが自分の元へ来て談笑しながら、『この子たちにもっと経験と場慣れが必要だよね。』って話になって対抗戦っていうか交流戦みたいなことからやってみようという話になったわけです。もう1チームくらいあったほうがいいんじゃない?ってなり、これも馴染みのあったATTACKSのオーナーの元に行き『3ショップで交流戦的なものどう?』って提案したらやっぱりみんな同じようなこと考えていたみたいでDAP交流戦が始まりました。
DAP名前の由来と意味
DAPの名称はDOPE BOARD BASE、ATTACKS、PASTiMEの頭文字を取ったものであることは明らかなんですがDAPって意味を知らない人もまだいると思うので知ってほしい!
グータッチ←これがDAPです。
ヤバいトリックをメイクしたり、すごくプッシュしたライディングをしたりしたときってやっぱりお互いにリスペクトして欲しいし、称え合えることってスケートボーダーとしてだけでなく一人の人間としてもすごく大切なエレメントだと思うんです。周りの仲間と励まし合ったり、プッシュし合ったりしていく中で自分も成長できていることも学んでほしいです。
交流戦3戦プラスα
交流戦は各ショップを転戦。7月がPASTiME戦、8月がDOPE BOARD BASE戦、9月がATTACKS戦。当初は各チームから選抜されたメンバー6~7人ずつの規模からスタート。回を重ねるごとにそれぞれ友達ができ仲良くなり、そして普段のスケートボードにも明らかに変化する子が各チーム出てきました。わずが一か月しかないスパンなのに見違えるような滑りをする子が何人もいたのは驚愕。一か月二か月で順位が目まぐるしく変わるってことは努力次第で何とでもなるキッズの可能性を感じます。
初年度の3戦を終える頃に日野市でのフードフェスの一環でDAPが開催されることになり、ショップ交流戦に加えてオープンでのコンテストが実現することになりました。そしてDAPが始まって3年目にDAPスケートランプコンテスト入間市長杯の開催に至ります。
入間市長杯開催に至る経緯
入間市は昨年2023年『スポーツまちづくり条例』が制定されました。この条例はざっくり言うと従来のメジャースポーツに加えてスケートボードなどのアーバンスポーツやボルダリング、eスポーツに至るまでにスポットを当て市民の健康促進に力を入れようとするものです。その制定を記念してスケートボードのコンテストのお話を頂いた次第です。そして入間市のアイコン的な場所と言えば【三井アウトレットパーク 入間】での開催が決まりました。
半年に及んだ準備期間
企画運営をDOPE BOARD BASEが業務を委託され、市と施設とミーティングを重ねました。三井アウトレットパークでの開催は初となることから絶対に成功させたい一心で予算よりも【やりたいこと】【子供たちに最高の舞台を】を念頭に進めました。
ランプのコンテストで45秒や30秒のルーティーンを組む子供や親御さんの苦労は計り知れないことはわかっているのでなるべく早めの告知をして大会までの出場者の準備期間を設けたい。2か月は必要という事で2月中旬を目標に各チーム員に協力してもらって動画を撮影、作成しました。同時進行でポスターの作成、会場レイアウトの作成、ジャッジ、MCの手配、エントリーサイトへの登録、各種保険加入など準備。
エントリー
3/1 12:00にエントリーをスタートしました。日野市での開催のエントリー状況を参考にし、キッズクラス(小学三年生以下)25名、ジュニアクラス(小学四年生~六年生)40名、ユースクラス(中学生)15名とさせていただきました。時間の都合などもあり80名定員で振り分けをしたわけですが、予想に反してキッズクラスのエントリーが多くエントリー開始わずか数分で締め切りになる反響を頂きました。最終的にはキャンセル待ちも40名に上り、出場できなかった皆さんには申し訳ない状況になりました。DAPの3ショップのチーム員もエントリー漏れしてしまう方も。もし来年も開催ができるのであればエントリー人数や振り分けなどもう一度精査し少しでも多くの皆さんにあの舞台に立って盛り上げてほしいと思います。
大会前日の設営
コンテスト前日のPM 21:00より三井アウトレットパーク 入間 センタープラザにて設置開始。テーブル・椅子の運搬から始め、音響、パネル、そしてランプの設営。ランプはもちろんランプワークスの悟くんに任せました。予定よりも大幅に設営時間を要して結局終わったのがAM 3:00。時間はかかっちゃったけど照明と抜けるような空間にステキな舞台が完成しました。ランプを囲うように二階の通路からも観戦できるレイアウトがうまく活きました。出場するキッズも観戦する親御さんもギャラリーも比較的ストレスなく観ることができたのではないかとおもいます。
豪華なメンバー
コンテストを支えてくれたのは参加者皆さん・親御さんはもちろんご協賛企業・ブランド・入間市・三井アウトレットパーク 入間に加えてMCの上田豪氏、ジャッジの奥野健也氏、山﨑翔太氏、星野勇大氏が来てくれました。またケガをしていながらデモを滑ってくれた都築イチロもこのコンテストを盛り上げてくれました。カッコイイ瞬間をカメラに収めてくれたナギさん、そして受付やタイムキーパーや場内巡回でのお手伝いに手を貸してくれたローカルのメンバー。この場をお借りしてお礼申し上げます!
そして入間市や埼玉県からも来賓の議員さんが来て開会式からコンテストを盛り上げてくれました。
入間市長 杉島理一郎氏
入間市議会議長 鈴木洋明氏 ・埼玉県議会議員 松本義明氏 ・埼玉県議会議員 泉津井京子氏
熱戦スタート!
今回この会場で足を止めてくれたギャラリーのほとんどの方はLIVEでスケートボードのシーンを見たことがない方が多かったと思います。転んでも立ち上がって再度トライする姿や悔し泣きする姿、力強く全身で喜ぶ姿、それらを称える盛大な拍手。ご高齢のご婦人や全く知らない方々からも『こういう子供が活躍することどんどんやってほしい!』『感動してもらい泣きしました。』『みんな礼儀正しいね。』など様々な声をかけて頂きました。もちろんどんなスポーツにも同じような感動を与えることはありますが、スケートボードを通じてその感動が伝わったということはスケートボードを知らない方々に対して少し印象が変わったのではないかなぁとも思えました。
各クラスのリザルトはinstagram
たくさんのご協賛・ご支援
今回事故やケガもなく無事に一日を終えることができ、進行もみなさまのご協力のもと順調に進みました。やはりこれだけのイベントとなると正直コストがかかります。今回は入間市はじめ、株式会社PLUS様、株式会社川崎ハウジング様、KKアセットマネジメント様、株式会社アライズ様、みずき接骨院様の温かいご支援を賜り企画運営ができました。また各クラスの賞品および参加賞など物品のご提供で各ブランド様よりご支援を賜りました。加えて三井アウトレットパーク 入間様より参加賞に商品券のご提供を賜りました。ありがとうございました!
また事前の告知を入間市公式ホームページやyahoo記事でのご紹介、イオン入間ショッピングセンター内モニターでの告知、イベント後は埼玉新聞、FMチャッピー発行の市内配布新聞などに取り上げて頂きました。間接的にも多大なるご支援を頂けました。
DAPの今後
2024年のDAPはこの入間市長杯よりスタートし、また6月から各ショップでの交流戦が始まる予定です。まだ未定ではありますが今年も日野市でのDAPもあると思います。Flake Cupも今年はジュニアクラスが8月に前倒しになり、キッズが10月です。みんなが普段通りの実力を発揮できる機会になるよう日程を組んでいきます。ただこうした環境は既定路線ではなくみんなのモチベーションと頑張りがあるからこそ成り立っています。身体的にももちろんですが時間的にも後先考えずに突き進むことができる時期ってやはり限られています。進学とか部活とかが加わってくると打ち込める時間は減ってしまう方が多いと思いますのでホントこの与えられた時間を突き進んでくれたら、我々も今まで以上に舞台を用意するモチベーションに繋がります。今後のDAPはすべての参加者で作っていくようなコンテストになったら素敵だと思います。遠慮なくご意見やご要望を言ってくださいね。より良いイベントになるようお待ちしています。
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